試作から量産品まで着色品で展開したいのだが・・・?
同じ形の成形品を、赤・青・黄・緑・紫の5色に商品展開する場合、
着色済みペレットを5色購入するとコストはどうなるだろう?
ナチュラル色なら1ロット25㎏での購入が可能でも、
着色済みペレットの場合は1色500㎏単位になることも!?
仮に5色各500㎏購入したとして、はたして全部注文になるかどうか?
着色済みペレットの購入費もコストが掛かり、在庫を抱えるリスクも少なくない!
次のようなご相談が寄せられています。
- 「小ロットで何色か着色部品が欲しいが・・・?」
- 「客先の必要な時に、必要な数量で、希望の着色部品を用意出来たら・・・?」
- 「1万個も着色部品の在庫を抱えるのはリスクが大きすぎる!」
- 「アイボリー色の既存部品の色を変えることは出来ないか?」
- 「白しかないと言われた切削部品だが色が着かないだろうか?」
- 「3D造形品に染色は出来ないだろうか?」
- 「スーパーエンプラで色分け部品を作りたい!」
- 「染色部品は特注品ということで客先の了解も得られそうだ!」
- 「デザイナーからパントーンで色指定された。」
- 「塗装で色展開できるが、塗膜が剥がれることが心配だ。」
- 「材料着色では納期は3か月先と言われた・・・」
- 「このアイテムは半年に一度500個の発注しかない・・・」
- 「これから試作段階だが何色か色が欲しい!」
- 「500kgは多すぎる!でも色板は必要だ!」
染色をご提案します。
小ロットでの色展開は染色の良さが生かせます。
ナチュラルで成形したものを、お好みの色に、必要な数量だけ、短納期でご用意できます。
1個からでも染色が出来ますので、試作依頼から量産までのご要望にお答えできます。
不要な在庫を抱える心配もなく、トータルコスト削減にも貢献します。
さらに、成形機の色替えの手間と時間もなくします。
通常7~10日実働の短納期を実現、お待たせしません。
材料着色済みの成形品を色替えしたい
- 色がついている成形品への再着色も可能です。
- 在庫を抱えた成形品を違う色にして販売が可能です。
- 品薄で手に入らない色の樹脂を、在庫の成形品を再着色することで間に合わせで用意できます。
- 元の色よりも濃い色であれば、色の足し算で着色が可能になります。
- 白色や薄い色への着色は不可となっております。
トータルコストの一例
ポリエーテルイミド(PEI・商品名ウルテム)を例にとって、色付きの成形品にかかるコストを考えます。
材料着色で着色樹脂を購入した場合は、1バッチ500㎏で約150万円かかります。
ナチュラルで購入する場合は、25㎏から購入できるので約6万円かかります。
50gの成形品を赤色に着色すると仮定した場合、
材料着色が500㎏で約10,000個
ナチュラル樹脂が25㎏で約500個
成形品を作ることになります。
コスト比較イメージ
ポリエーテルイミド | 材料着色ペレット | ナチュラルペレット |
---|---|---|
1ロット購入量 | 500kg | 25kg |
1ロット購入金額 | 約150万円 | 約6万円 |
成形品の重量 | 50g | 50g |
1ロット成形数 | 約10,000個 | 約500個 |
必要数 | 50個 | 500個 | 2,000個 | 3,000個 | 10,000個 | |
材料着色 の場合 | 1,500,000円 | |||||
染色 の場合 |
染色代 | 7,000円 | 12,000円 | 17,000円 | 22,000円 | 64,000円 |
樹脂代 | 60,000円 × 1ロット |
60,000円 × 1ロット |
60,000円 × 4ロット |
60,000円 × 6ロット |
60,000円 × 20ロット |
|
合計 | 67,000円 | 72,000円 | 257,000円 | 382,000円 | 1,264,000円 |
材料着色の場合
着色ペレット1ロット500㎏の購入コストは大変大きくなります。
仮に着色成形品500個欲しい場合でも、500kgと大量の材料着色ペレットの購入が必要
残りの9,500個分のペレットは在庫になる可能性があります。
染色の場合
ナチュラルペレットはほとんどの場合、25㎏で購入できるので初期購入コストが少ない。
仮に染色代が1個100円とすると、500個で5万円の追加費用が必要になる。
ナチュラルペレット購入費と染色代の合計で11万円となる。
以上はあくまで仮の計算ですが、少数生産時は染色したほうがコスト削減となります。
前提の条件が変われば計算値が変わることはご了解ください。